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木曜日の一日一論点 [一日一論点]



  復習 一日一論点(カテゴリー別・リンク)


 おはようございます!

 今日の名古屋は朝から雨です。

 午前中には回復してくるみたいですが、天気は穏や
かであって欲しいものですね。

 では、今日の一日一論点です。

(一日一論点)民法

 訴訟において、被告が留置権の抗弁を主張し、これ
が認められるときは、裁判所は、引換給付判決をすべ
きである(判例)。

 今日も留置権ですね。

 引換給付判決の点は、同時履行の抗弁が主張された
場合も同じです。

 以下、民法の過去問です。

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(過去問)

Q1
 Aが、B及びCに対して土地を二重に譲渡し、Bに
当該土地を引き渡したが、Cに登記名義を移転した場
合において、CがBに対して当該土地の引渡しを要求
したときは、Bは、Aに対する損害賠償請求権に基づ
いて、当該土地について留置権を主張することができ
る(平22-12-ア)。

Q2
 A所有の甲土地をBがCに売却して引き渡した後、
甲土地の所有権を移転すべきBの債務が履行不能となっ
た場合、Cは、履行不能による損害賠償請求権に基づ
く甲土地についての留置権を主張して、AのCに対す
る甲土地の引渡請求を拒むことができる(平27-12-
ウ)。

Q3
 建物の買主が売買代金を支払わないまま当該建物を
第三者に譲渡した場合、売主は、当該転得者からの建
物引渡請求に対して、未払代金請求権をもって当該建
物につき留置権を行使することができる(平10-11-ウ)。

Q4
 Aが所有し占有する土地について譲渡担保権の設定
を受けたBが、当該譲渡担保権の実行として当該土地
をCに譲渡し、Aに対して清算金支払債務を負ってい
る場合において、CがAに対して当該土地の引渡しを
要求したときは、Aは、Bに対する清算金支払請求権
に基づいて、当該土地について留置権を主張すること
ができる(平22-12-オ)。

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