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記述式の配点変更・追記 [司法書士試験]



 みなさん、お疲れさまです。

 珍しく、お昼の更新です。

 本日、法務省から、令和6年度以降の筆記試験の記
述式問題の配点を変更しますとのお知らせが発表され
ています。 


  記述式試験の配点変更について(法務省HP)


 以下、その内容です。

「令和6年度以降に実施する司法書士試験筆記試験午
後の部の記述式問題の配点を以下のとおり変更するの
で、あらかじめお知らせします。
 なお、午後の部の試験時間(3時間)には変更は
ありません。」

変更内容
 「2問で70点満点」から「2問で140点満点
 に変更します。


 ちょうど倍になるというわけですね。

 かつては、2問で52点満点だったところ、平成21
年からでしたでしょうか。

 現在の70点満点に配点が変わりました。

 そして、来年から140点満点とのことです。

 上記にあるとおり、試験時間自体には変更はないの
で、記述式の内容そのものに何か大きな変更があるわ
けでもなさそうです。

 52点満点から70点満点に変更になったときも、
内容自体に大きな変更があったわけではありません。

 もちろん、不動産登記法は、出題形式が変わること
はありましたが、内容には特に変更はありません。

 ですので、何か対策が必要となるわけではないかな
と思います。

 実際のところは、来年、令和6年の本試験の蓋を開
けてみなければ何ともいえないところではありますね。

 いずれにしても、来年受験するみなさんは、特にこ
の点を過剰に気にする必要はないと思います。

 これまでどおりの対策で頑張りましょう!

 今後、また何か動きがあったときは、その都度、告
知いたします。

 では、また更新します。

   ・・・・・・・・・・・・・・・

 以下、追記です。



 配点変更について、どういう意図かなと考えてみた
のですが。

 あくまで個人的なものではあるのですが、記述式の
問題点は、その基準点の低さだと思っています。

 今年も70点満点中30.5点ですからね。

 5割もありません。

 ちなみに、令和4年の記述式の基準点は35点、令
和3年は34点です。

 択一に対して、記述はかなり低いですよね。

 択一に比べると、少々異常といえば異常です。

 3時間の中での奮闘ですから仕方ないとはいえ、ど
うかなという気はしますよね。

 記述式は、司法書士となる者の事務処理能力、事件
処理能力を試すものです。

 やはり、このあたりの水準がもう少し上である方が
試験という面では望ましいような気もします。

 かつて、不動産登記法が0点でも合格者が続出した
平20年のようなことってよくありませんしね。

 合格者である以上、基準点もそれなりの水準である
べきではないのかなあと。

 そうだとしても、配点変更がそれに繋がるのかとい
うと何ともいえませんが。

 その点は、最初に書いたとおり、蓋を開けてみなけ
ればわかりません。

 記述式の基準点が低いことに対する何らかのアクショ
ンのひとつなのかもしれませんし。

 ボリュームありきの現在をいい方向へ改善するもの
であれば何よりですが、果たしてどうでしょうか。

 少々、追記が長くなりましたが、何となく感じたと
ころでした。

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