受講生さんへのお知らせ [司法書士試験]
お疲れさまです。
受講生のみなさんへのお知らせです。
個人的な急用のため、今週月曜日から水曜日の講義
はお休みをいただくことになりました。
ですので、教室ではDVDでの対応となります。
もし、欠席される場合は、ご自宅でのWEBフォロー
にて講義の受講をお願いいたします。
なお、3月22日(日)の刑法の第4回、第5回の講義
は通常どおり行う予定です。
受講生のみなさんには、今週、ご迷惑をおかけいた
しますが、どうかご理解いただければと思います。
では、また更新します。
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急な用件でのことで大変申し訳ございません。
2020-03-16 11:20
刑法・昨日の講義の急所 [司法書士試験 憲法・刑法]
復習 憲法・刑法(カテゴリー別・リンク)
おはようございます!
昨日、3月15日(日)は、刑法の講義でした。
みなさん、お疲れさまでした!
2020目標のみなさんは、直前期のオプション講座
を除いて、いよいよ最後の科目になりますね。
刑法からは3問出題されますが、憲法よりは確実に
3問得点できる科目だと思います。
司法書士試験での刑法の対策としては、とにかく、
判例の結論をしっかりと押さえていくことです。
近年は、具体的な事例で、かつ、長めの問題文で聞
かれることが多いですが、まずは、過去問で出てきた
判例をきちんと押さえましょう。
そして、特に出題実績の高いテーマについては、六
法に載っている判例もできる限りチェックしておくと
いいと思います。
昨日の講義の範囲でいえば、正当防衛、未遂、中止
未遂、実行の着手や因果関係あたりですね。
あとは、これから先の模擬試験や答練で出てきた未
出の判例があれば、それを押さえていくといいと思い
ます。
刑法は、それ自体はとても難しい学問ですが、司法
書士試験との関係では、あまり深いところには立ち入
らず、試験の傾向に合わせた対策をするのが一番です。
では、昨日の範囲の中からいくつか過去問をピック
アップしておきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(過去問)
Q1
法律主義及び事後法の禁止から類推解釈の禁止が導
き出され、被告人にとって利益、不利益を問わず、法
律が規定していない事項について類似の法文を適用す
ることは許されない(平9-23-オ)。
Q2
Aは、Bの頭部等を多数回殴打するなどの暴行を加
えて脳出血等の傷害を負わせた上で、路上に放置した
ところ、その傷害によりBが死亡したが、Bの死亡前、
たまたま通り掛かったCが路上に放置されていたBの
頭部を軽く蹴ったことから、Bの死期が早められた。
この場合において、Aの暴行とBの死亡の結果との間
には因果関係がないから、傷害致死罪は成立しない
(平25-24-エ)。
Q3
Aは、Bが旅行に出かけている間に、B宅に侵入し
て金品を盗もうと考え、深夜、侵入に使うためのドラ
イバーなどを準備してB宅の前まで行ったが、Bが金
品を盗まれて落胆する姿を想像し、それがかわいそう
になって、B宅に侵入することなく帰宅した。この場
合、Aには、窃盗罪の中止未遂が成立する
(平27-25-オ)。
Q4
女性であるAは、人通りの少ない夜道を帰宅中、見
知らぬ男性Bに絡まれ、腕を強い力でつかまれて暗い
脇道に連れ込まれそうになったため、Bの手を振りほ
どきながら、両手でBの胸部を強く突いたところ、B
は、よろけて転倒し、縁石に頭を打って、全治1週間
程度のけがを負った。この場合において、AがBを突
いた行為について、正当防衛が成立する(平25-25-
ウ)。
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昨日、3月15日(日)は、刑法の講義でした。
みなさん、お疲れさまでした!
2020目標のみなさんは、直前期のオプション講座
を除いて、いよいよ最後の科目になりますね。
刑法からは3問出題されますが、憲法よりは確実に
3問得点できる科目だと思います。
司法書士試験での刑法の対策としては、とにかく、
判例の結論をしっかりと押さえていくことです。
近年は、具体的な事例で、かつ、長めの問題文で聞
かれることが多いですが、まずは、過去問で出てきた
判例をきちんと押さえましょう。
そして、特に出題実績の高いテーマについては、六
法に載っている判例もできる限りチェックしておくと
いいと思います。
昨日の講義の範囲でいえば、正当防衛、未遂、中止
未遂、実行の着手や因果関係あたりですね。
あとは、これから先の模擬試験や答練で出てきた未
出の判例があれば、それを押さえていくといいと思い
ます。
刑法は、それ自体はとても難しい学問ですが、司法
書士試験との関係では、あまり深いところには立ち入
らず、試験の傾向に合わせた対策をするのが一番です。
では、昨日の範囲の中からいくつか過去問をピック
アップしておきます。
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(過去問)
Q1
法律主義及び事後法の禁止から類推解釈の禁止が導
き出され、被告人にとって利益、不利益を問わず、法
律が規定していない事項について類似の法文を適用す
ることは許されない(平9-23-オ)。
Q2
Aは、Bの頭部等を多数回殴打するなどの暴行を加
えて脳出血等の傷害を負わせた上で、路上に放置した
ところ、その傷害によりBが死亡したが、Bの死亡前、
たまたま通り掛かったCが路上に放置されていたBの
頭部を軽く蹴ったことから、Bの死期が早められた。
この場合において、Aの暴行とBの死亡の結果との間
には因果関係がないから、傷害致死罪は成立しない
(平25-24-エ)。
Q3
Aは、Bが旅行に出かけている間に、B宅に侵入し
て金品を盗もうと考え、深夜、侵入に使うためのドラ
イバーなどを準備してB宅の前まで行ったが、Bが金
品を盗まれて落胆する姿を想像し、それがかわいそう
になって、B宅に侵入することなく帰宅した。この場
合、Aには、窃盗罪の中止未遂が成立する
(平27-25-オ)。
Q4
女性であるAは、人通りの少ない夜道を帰宅中、見
知らぬ男性Bに絡まれ、腕を強い力でつかまれて暗い
脇道に連れ込まれそうになったため、Bの手を振りほ
どきながら、両手でBの胸部を強く突いたところ、B
は、よろけて転倒し、縁石に頭を打って、全治1週間
程度のけがを負った。この場合において、AがBを突
いた行為について、正当防衛が成立する(平25-25-
ウ)。
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2020-03-16 05:34