会社法・昨日の講義の急所 [司法書士試験・会社法]
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おはようございます!
昨日、11月23日(火・祝)は、会社法・商業登
記法の講義でした。
みなさん、お疲れさまでした!
昨日の講義では、商号の登記や支配人の登記、特例
有限会社の登記などを中心に解説しました。
商業登記の細々としたところですが、この中では、
支配人の登記が重要です。
特に、会社の支配人は、記述式でも聞かれます。
ですので、支配人の登記の登記事項、支配人を置い
た営業所の移転の登記。
これらは、申請書もきちんと書けるようにしていき
ましょう。
では、過去問です。
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(過去問)
Q1
商人は、その商号を登記しなければならない(商法
平21-35-ア)。
Q2
一人の商人は、数種の独立した営業を行う場合であっ
ても、複数の商号を選定することができない(商法平
29-35-3)。
Q3
後見人の登記において、未成年被後見人が成年に達
したことによる消滅の登記は、登記官が職権でするこ
とができる(商登法28-28-ア)。
Q4
株式会社の本店を他の登記所の管轄区域内に移転し
た場合、本店に支配人を置いている場合には、新所在
地における登記に課される登録免許税は、本店の移転
分のほか、支配人を置いている営業所の移転分をも納
付しなければならない(商登法平22-30-イ)。
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A1 誤り
商号の登記については、登記義務がありません。
これは気をつけたいですね。
A2 誤り
営業の種類が異なれば、複数の商号を定めることが
できます。
A3 誤り
職権ですることはできません。
後見人の登記では、未成年被後見人の生年月日が登
記事項ではないからです。
未成年者の登記と混同しないようにしましょう。
登記事項の理解は、司法書士の基本ですね。
A4 誤り
新所在地の方では、本店移転分の登録免許税(金3
万円)のみで足ります。
旧所在地の方では、本店移転分と支配人を置いた営
業所の移転分の合計6万円必要です。
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会社法・商登法の講義も、あと2回で終了です。
本当にあっという間ですね。
不動産登記法と同じように、記述式の講義を通じて、
会社法の理解を深めていって欲しいと思います。
商業登記法の記述式は、もう少し先ですけどね。
受講生のみなさんの次回の講義は、日曜日です。
記述式の問題も、できる限り解いておいてください。
では、今日も一日頑張りましょう!
また更新します。
一人でも多くの方が合格できますように(^^)
2021-11-24 06:18