刑法第4回講義 今回のポイント [司法書士試験 憲法・刑法]
☆ 業務妨害罪
現金自動預払機に入力する利用者のカード暗証番号等を盗撮するため、隠しカメラを設置した同自動預払機の隣の自動預払機の前で、一般利用客のように装い、相当な時間にわたって自動預払機を占拠し続けた行為は、ATMを利用して入出金等をさせる銀行の業務を妨害するものとして、偽計業務妨害罪に当たる(最決平19.7.2)。
先日の火曜日は、刑法の第4回講義でした。
みなさん、お疲れさまでした!
刑法第2回講義(前回の記事・リンク)
火曜日は第4回講義で・・・
あれ、前回の記事が第2回講義?
おお。
第3回講義のこと、自分の中では書いたつもりでいました(^^;
共犯がメインでとても重要なところだっただけに、そこはまた後日触れておきます。
なので、少し前後しますが、今回の記事は第4回の話をしておきます。
第4回で刑法総論も終わりまして、各論に突入しました。
今回の中での総論分野では、執行猶予が怪しいといえば怪しいところではあります。
執行猶予は、少しわかりづらいところもあったりしますが、過去問を確認しておけば十分と思います。
次に各論。
各論で重要なのは圧倒的に窃盗や強盗などの財産罪ですが、その詳しくは次回の講義で話します。
今回の講義の範囲だと、殺人罪や傷害罪なんかは、総論でやった実行の着手時期や事実の錯誤、中止犯、被害者の承諾などと関連してきます。
むしろ、そちらを復習するといいですね。
最後に、記事上部の☆でピックアップした判例について、簡単に触れておきます。
☆でピックアップした判例は、業務妨害罪に関する判例です。
業務妨害罪からの出題実績はあまり多くないのですが、この判例は、平成23年にの肢の一つで出題された住居(建造物)侵入罪の判例と同じものです。
そういう関連で覚えておくといいかもということで、ピックアップしました。
では、また更新します。
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2015-02-05 00:58