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本試験、お疲れさまでした! [司法書士試験]



 みなさん、こんにちは。

 今日、司法書士の本試験(筆記試験)を受験された
みなさん、本当にお疲れさまでした!

 名古屋は、昨年の雨(たしか)と違って、いい天気
に恵まれました。

 私も、詳細は、これから本格的に検討していくとこ
ろですが、簡単な印象は次のとおりでした。

 午前の部は、全体的に基本的な問題が多かったよう
に思います。

 刑法が、共犯以外は少し迷ったのではというのと、
民法の限定承認が少し細かい気がしました。

 民法は、時効、抵当権、譲渡担保という定番テーマ
の出題がなかったことが印象的。

 会社法は、社債と持分会社以外は、比較的解きやす
かったのではないでしょうか。

 午後の部ですが、択一は、全体的に、変な形式の問
題もなかった印象です。

 もっとも、判決による登記など、やや読み取りにく
い出題も何問かあった気がします。

 午後はそこまで基準点は伸びないでしょうね。

 7月8日(土)にオートマイベントがあり、TACデ
ータリサーチの途中経過をお伝えできるのではないで
しょうか。

 わりとTACデータリサーチの結果は正確で、ここ近
年、基準点ほぼピタリだったはず。

 択一の基準点の目安は、今後のTACデータリサーチ
での結果を参考にしてみてください。


 記述式ですが、不動産登記法は夕暮時から始まって
いるのが何だか印象的でした。

 問1は、名変もありますが、申請順に注意というと
ころでしょうね。

 問3の抵当権ですが、債務者の変更のこの事案、実
務では割と見かけるかとは思います。

 連帯債務者ABのうち、Aが死亡して、BもAの共
同相続人であり、Bが債務を免責的に引き受けます。

 私も以前、経験がありますが、1件目が「連帯債務
者Aの相続」として、連帯債務者をBCDに。

 2件目で、「連帯債務者CDの免責的債務引受」と
して、「連帯債務者B」とするものです。

 ただ、実務で割と見かけるとはいえ、これを正確に
書ける受験生はそうはいないのではないでしょうか。

 もっとも、平29年の記述式で出題済みなので、過去
問をやっていた人は書けたかも。

 商業登記は、戦略的には問1をきちんと書いて、問
3の会社分割がらみをできる限り書く。

 問2や問4のような問題は、そこまで大きな配点で
もないのではと思いますがどうでしょうか。

 監査等委員会設置会社も記述式では2回目ですし、
会社分割も過去に何回か聞かれています。

 あらかじめの補欠が聞かれたのが珍しいのではとい
うくらいかなと思います。

 なので、問1と問3をしっかり埋めることができれ
ば、という具合かなと感じました。

 とはいえ、やっぱり、午後は記述式も含めて、例年
どおり、基準点は高くはならないでしょうね。

 記述式の詳細な解答は、今後の各予備校での解答速
報を参照してください。

 以上、つらつらと書いてみました。

 受験されたみなさん、本当にお疲れさまでした。

 今夜はゆっくり休んでください。

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