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今日の一日一論点 [一日一論点]



  復習 一日一論点(カテゴリー別・リンク)


 おはようございます!

 早速、今日の一日一論点です。


(一日一論点)会社法

会社法336条4項(一部省略)

4 前3項の規定にかかわらず、次に掲げる定款の変
更をした場合には、監査役の任期は、当該定款の変更
の効力が生じた時に満了する。


 ③ 監査役の監査の範囲を会計に関するものに限定
  する旨の定款の定めを廃止する定款の変更



 定款変更による監査役の任期満了のうち、一部をピッ
クアップしました


 ここの急所は、「廃止」の部分ですよね。

 会計限定の定めを設定しても監査役の任期は満了し
ないので、注意してください。

 また、その他の満了事由も確認しておいてください。

 以下、過去問です。


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(過去問)

Q1
 一時会計監査人の職務を行うべき者に関する登記が
されている場合において、会計監査人の就任による変
更の登記がされたときは、登記官の職権により、一時
会計監査人の職務を行うべき者に関する登記を抹消す
る記号が記録される(平29-32-ウ)。

Q2
 監査法人である会計監査人の就任による変更の登記
の申請書には、登記すべき事項として、当該監査法人
の名称及び当該監査法人が定めた書類等備置場所を記
載しなければならない(平25-33-ウ)。

Q3
 監査役会が会計監査人を解任した場合にする会計監
査人の解任による変更の登記の申請書には、監査役の
全員の同意があったことを証する書面を添付しなけれ
ばならない(平25-33-エ)。

Q4
 唯一の会計監査人が資格喪失により退任する前に、
監査役会の決議によって一時会計監査人の職務を行う
べき者を選任した場合には、当該監査役会の議事録を
添付して、一時会計監査人の職務を行うべき者の就任
による変更の登記の申請をすることができる
(平29-32-エ)。

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A1 正しい

 そのとおりです。

 仮会計監査人の登記は、登記官が職権で抹消します。

 記述式で出題されたら、気をつけたいですね。



A2 誤り

 書類等備置場所は、会計監査人の登記事項ではあり
ません。


 これが登記事項となるのは、会計参与です。

 何が登記事項となるのかは基本知識ですから、会社
法911条3項は何回も確認するようにしましょう。


A3 正しい

 そのとおり、正しいです。

 監査役会設置会社においても、会計監査人の解任に
は、監査役の
全員の同意を要します(340条4項)。


A4 誤り 

 現に会計監査人が欠ける前に、仮会計監査人を選任
することはで
きません(登記情報538P26)。

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 商業登記法の記述式の講義も、残り少なくなってき
ました。

 1問解くのに、時間がかかってもかまいません。

 問題を解くことで、記述式の問題の解き方を身に付
けていってください。

 ですので、次の日曜日の講義までに、少なくとも1
問は解いてきておいてください。

 あと少し、頑張っていきましょう!

 では、また更新します。

 一人でも多くの方が合格できますように(^^)

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