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実務のハナシ [司法書士のシゴト]


☆ 所有権移転

 不動産の売買契約において、特約として所有権の移転時期を「買主が売買代金の全額を支払った時」と定めたときは、所有権移転登記の申請情報の内容として提供する登記原因の日付は、買主が売買代金の全額を支払った日である(登記研究446P121)。




司法書士実務の話です。


今日は、とある銀行にて不動産の売買の決済があり、その立会いの仕事をしてきました(僕一人で行ったわけじゃないですけど)。


決済とか立会いとかいったりしますけど、これも司法書士の重要な仕事の一つです。



通常、売買契約の中の特約として、代金支払のときに所有権が移転する、と定めます。



その代金の支払の際には、関係者一同が銀行に集まって、書類やお金のやり取りをします。



それが決済です。



その決済の場に、我々司法書士も立ち会うのです。



そして、すべて済んだら登記の申請をして、買主さんの権利を確実なものにします。



民法でいえば、177条の場面ですね。



2015目標の方は既に勉強済みですし、2016目標の方はもうしばらく後で勉強します。



で、立会いの場では、この登記に必要な書類を売主さん、買主さんから預かったり、必要な署名や押印をしてもらいます。



そして必要な書類が揃って、我々が「OKです」と銀行の担当者に伝えますと、そこでお金が動きます。


けっこうドキドキします。



責任重大な場面ですしね(^^;



続きはこちら


司法書士の仕事と司法書士試験 [司法書士のシゴト]

今日は、我が事務所に、来客がありました。
かつて僕が所属していた事務所の先輩にあたる司法書士です。
この人は、とにかく元気(笑)
そのテンションはどこから生まれるの?、というくらいに元気。
こういうパワーは見習わないとな、と思いました。

ところで、今日は、久しぶりに司法書士のおシゴトの話です。
この記事覚えていますか?

未来発見プロジェクト

TAC名古屋校でのイベントで、司法書士の試験科目と実務という観点から話をしました。
余計なコトしゃべっとったせいで、できなくなった話のうちの一つが、建物の明渡しです。
今日の先輩司法書士も、我が事務所に立ち寄ったのは、明渡しの仕事のついでだったとか。
建物明渡しは、比較的、司法書士が関与する確率の高い仕事と思います。

僕が担当したのも、大家さんからの依頼で、賃料不払解除→建物明渡し、という事件でした。
あんまり細かいこと書くと長くなるので、またの機会に書きますけど、賃貸借はまさに司法書士試験でも必須ですよね。
建物明渡し自体は、訴訟→強制執行と続くので、そこは民訴関連ですけど、賃料不払解除はまさに民法の世界ですよね。
ちなみに、建物の明渡しは、民事訴訟法、民事執行法の講義で、それを交えながら話ができるといいなと思ってます。乞うご期待。

賃料不払は、債務不履行ですよね。
履行遅滞になりますが、その解除の要件は大丈夫ですか?
これが、まさに、こうした実務で役に立つのです。
裁判をするためにも、きちんとその手順を踏まないといけないですからね。

それに関連していうと、賃貸借、債務不履行解除、というキーワードから、他にどんな知識が思い浮かびますか?
色々と考えてみると、民法のいい復習になりますよね。
留置権や同時履行の抗弁やら、けっこうあったと思います。
賃貸借、大家さん(賃貸人)というキーワードもいいですね。
色々と思い出してみてください。
「何だっけな~、まっいいか!」で終わらないでくださいね(笑)

本日の1問は、また別の記事で。

未来発見プロジェクト(過去のハナシ) [司法書士のシゴト]

ブログ開設前、8月2日(土曜日)の話です。
TAC名古屋校で、他の資格との合同イベント「未来発見プロジェクト」を行いました。
僕も司法書士兼講師として、司法書士の魅力を存分に伝えてきました。

実は、このイベントで何を話そうか、当日までけっこう迷ってました。
このイベントにあたって、仲良くさせてもらってる社会保険労務士(社労士)の先生から、「〇〇な話だと聞きに行きたいな~♪」といわれていたので、それをヒントにあれこれ練りました。
誰もが聞きたくなるような話をしたいですからね。
こんな感じで、しゃべるほうとしては、なかなかネタに苦労するときもありまして・・・
それだけに、当日は、思ったより多くの人に来ていただいて、本当に感謝しています!

それで、司法書士って、そもそも何をする職業か知らない人が多いので、試験科目と実務の結びつきっていう視点から話をしました。
要するに、民法の知識は実務ではこんなところで役に立つんだよ、っていう感じです。
そんな話を、さほど多くはない僕の過去の実務経験から話をしてみました。
最近では、消滅時効の援用をやったので、そんな話や、刑法では、ヤミ金の手口とか。
そしたら、意外とこれが好評だったようで、アンケートの結果は上々でした。
調子に乗った僕は、秋開講のガイダンスでも、こういう話をしていこうと目論んでおります。
ぜひお近くの方は、ガイダンスにも来てみてください。

せっかくだから、ブログの中でも、ネタに困ったときに書いていこうと思いますが、司法書士試験って、試験科目が多いじゃないですか。
大変だと思いますか?
僕自身、受験生時代は大変だな、って思ってたんですが、でも、よく考えてみると・・・

それだけ、人の権利を守るのは大変ってことでもあるんですよね。
司法書士の仕事のメインは、人の権利を守ることです。
むずかしくいうと、権利の保全です。
大変だからこそ、それで報酬もいただけるわけです。
そう思うと、11科目の勉強も、また違ったモチベーションのUPになりませんか?
大変な思いで勉強をして、それが、仕事に直結するんです。
ムダな科目はないんですよね。

イベントに来ていただいた方の中には、「モチベーションが上がらなくて・・・それでこのイベントに来ました」という受験生の方もいました。
いかにモチベーションを維持してもらえるか、それも我々講師の役目でもあります。
改めて、そう感じたイベントでした。

本当は、自動車競売とかもっと面白い話もあったんですが、余計なことしゃべりすぎて、そこまで話せなかったのが残念だったなあ。
またこのイベントやりたいですね。
続・司法書士のおシゴト、って感じで。

そういえば、この話のヒントをくれた社労士の先生は、結局、当日、来ていただけませんでした♪
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