明日から民訴 ちょっとした思い出話 [司法書士のシゴト]
実務に関する雑談(思い出話)です。
明日から、民事訴訟法の講義が始まります。
民訴系は3科目あって、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法です。
明日からしばらく民事訴訟法を勉強して、執行、保全と進んでいきます。
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僕が以前勤めていた事務所は、裁判事務に関する事件を中心に扱うところで、そこでは様々な事件を経験しました。
自動車競売とか、めったにやらないでしょ、というようなものまで(^^;
簡裁訴訟代理権を取得して、僕が初めて簡易裁判所の法廷に立つこととなった事件は、登記手続を求める訴訟でした。
当時は過払いの裁判が全盛の頃でもあったので、初めての法廷というと、たいていの人が過払い訴訟でした。
それが登記訴訟だったので、事務所の先輩方にも、貴重だねといわれたのを覚えています。
登記事件は、まさに登記のスペシャリストたる司法書士ならではですよね。
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裁判そのものは、初回の期日で和解の成立により終了しました。
通常、相手方は初回の期日に欠席することが多いところ、出席してきたのでちょっとビックリでしたけどね(^^;
受講生のみなさんも、不動産登記で判決による登記を勉強しましたよね。
和解で事件が終了した場合、判決に準じるものとして、和解調書に基づいて登記を申請します。
このとき、調書を作るに当たり、調書の内容を事務所にFAXするのでチェックしてくださいと裁判官からいわれたのが何より印象的でした。
判決による登記では、登記手続を命じる内容でなければいけませんでしたよね(和解では登記手続をする、という内容)。
登記の専門家の司法書士が判決なり調書なりの文言をチェックすれば、これ以上確実なことはありません。
ですから、僕は、登記訴訟は司法書士ならではと思っています。
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民訴は、具体的なイメージを持てるほうが、その理解につながりやすいと思います。
ですので、講義でも、できる限り具体例なんかを出しながら進めていければと思っています。
民訴系は合計で7問出題されますので、確実に得点源にできるように頑張っていきましょう!
以上、雑談でした。
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